アライナー矯正歯科治療
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35ClinCheck 治療計画の確認ab図4-9 隣接面削合(IPR)の評価。a:下顎歯列弓では、片側犬歯から反対側犬歯の間にそれぞれ均等に0.3mmのIPRが指示されている。 b:IPRの設計の見直しを行った後の画面。犬歯の近心側および遠心側は0.5mm、中切歯の間は0.2mmの削合となった。図4-10 IPRのタイミングの評価。画面右側にあるステージングタブには、ステージ14もしくはそれ以前にIPRが実施されることが示されている。9. 隣接面削合(IPR)の評価IPRは、叢生を解消しアライメントを行うための選択肢のひとつである。歯科医師は処方書を用いて、前歯部や両側臼歯部にIPRを適応することができる。このときIPRの量、実施部位、タイミングを評価しなければならない。IPRの量と実施部位ClinCheck治療計画では、IPRの量を評価し叢生の改善に妥当か評価する必要がある。3Dコントロールを用いるかコメントタブに指示を記入することで、IPRの量を調整することができる(図4-9, 10)。若年患者の場合はIPRを最小限に抑え

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