口腔外科ハンドマニュアル’20
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糖尿病患者とインプラントVISUAL SEMINAR : BASIC DENTAL AND ORAL SURGERYChapter1-1症例供覧【患者プロファイル】 患者は49歳男性で,内科にて2型糖尿病の診断があり,歯周病の疑いで当科を受診した.初診時,身長174cm,体重74.0kgでBMI 24.7,ウエストは96.8cmで体脂肪率32.7%と内蔵脂肪の蓄積により過体重の傾向があり,HbA1cは8.3%であった.プラークコントロールはおおむね良好であったが,全顎的に中等度から重度の歯周ポケットが見られ,広汎型中等度慢性歯周炎と診断をした(図2).₇₆には3年前にインプラントを埋入しており,軽度の骨吸収がエックス線写真にて観察された(図3).また,プロービングにより4〜6mmのインプラント周囲溝を認め,プロービング時の出血(BOP)も陽性であった(図4).【治療計画】 この症例に対して,以下のような治療計画を立案図2 術前口腔内写真.図3 術前デンタルエックス線写真.図4 術前歯周ポケット検査.上顎動揺度100000000000000BOP11111111111111111PD55544544541441561341331222233331262352462433387Ip6Ip543211234567PD3466434444255366544242224243257313314434524BOP111111111111111111111111下顎BOP11PD3223221111111111111111111111112142122123228半埋伏76543211234567PD422212212212212212212212212212212222212223BOP11動揺度0000000000000053

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