ホームドクターによる小学校2年生までに始める拡大床治療
3/11

18Chapter1 拡大床治療とは症例5拡大床治療で咬合育成を行った図3a〜c 将来叢生になることが明らかになった7歳の男児.この時期からであれば拡大床治療による咬合育成が可能である.図3d〜f すべての永久歯に交換するまでに拡大床治療を終了するのが理想である.上下歯列とも歯槽骨を刺激しているので,歯が排列している歯槽骨ごと歯槽堤が拡大していると考えている.そのため頬側の歯槽骨が薄くなるということは起こらない.上顎の中切歯が萌出してきたが,歯冠幅径が10.5㎜もあった.また上顎の第一小臼歯が左右とも先天欠如しており,リーウェイスペースも使えないことから,より拡大しなければならなくなった.治療開始時(7歳0か月)術中(d:7歳0か月,e,f:8歳9か月)adbecf

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る