デンタル・ビジュアライゼーション
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DENTALVISUALIZATION029029CHAPTER 2 デジタル歯科用写真の使用機材図2-4 Nissinマクロリングフラッシュ. 高画質の歯科写真を撮るにはいくつかの基本的な条件がある:1.正確な露出2.画像の鮮明さ3.正確な作業距離(ワーキングディスタンス)4.正確な色(正しいホワイトバランス)5.写真の目的に合ったフレーミング6.適切な被写界深度 上記の条件はカメラの特性だけではなく,主に撮影者が正しくカメラを設定するための技術や知識に左右される.まず,カメラの設定や特徴を具体的に説明する前に,JPEGかRAW,どちらのフォーマットを使って撮影をするのかを選択することが重要である. JPEGファイルはカメラ内で現像される.その現像の方法はカメラのモデルによって異なる.色温度と露出は,撮影時のカメラの設定が基になっていて,そこに黒色,コントラスト,明るさ,ノイズの削減,シャープネスなどの情報を加えた後に圧縮されたJPEGファイルとして書き出される.JPEGファイルは写真を撮った直後に見ることができ,また同時にプリントが可能である.

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