リピート化するホワイトニング・クリーニング
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1053章歯面研磨の基本◦ラバーカップが滑ったり歯面から浮いたりしないよう、確実なレストをとりながら行います。レストは、基本はクライアントへの負担が少ない口腔外レストですが、研磨しづらい部位のみ歯にレストを求める口腔内レストとします。◦口腔内レストの指は、第一関節を歯軸に対して垂直にし、歯面に指先を接します。ただしレストの圧が強いとクライアントの顎が疲れるため、適切な圧を心がけます。◦ 1 歯あたり4秒で遠心から近心へとS字に1.5往復します(ただし下顎前歯部についてはU字に行う。次ページ参照)。磨き残しがないように隣接面隅角から歯頚部、歯冠部、切縁の順で研磨します。歯面研磨上達のポイント◦隅角部や隣接部は磨き残すことが多いため、ラバーカップがややしなるくらいの圧で、歯面との隙間なく当てます。歯頚部および歯間部歯肉縁下( 1 ~3mm)には、ラバーカップの辺縁をできるだけ深く到達させます。確実にラバーカップを当てて歯面を研磨することで、クライアントが汚れが落ちていると感じ、施術後の満足度が上がります。1.5往復ラバーカップの歯頚部への当て方ラバーカップの隅角への当て方隅角部は丸みがあるためラバーカップが滑りやすく、弱圧~中圧で研磨を行うとぶれにくい。歯面のカーブと手首のスナップを合わせる切端部は振動の影響を受けやすいため弱圧で行う切端部弱圧強圧強圧中圧隅角部隣接部歯頚部(歯肉溝)歯頚部(歯肉溝)

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