歯科医院でもできる! 口臭ケア
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1 患者さんが口臭を訴えてきたら29官能検査の進めかた例(一般歯科医院で行う場合)患者さんがまだ気にするようであれば、5分ほど口の中で貯めてもらった息を確認することもできる旨伝える患者さんが話しているときの息を嗅ぎ、主観的に判断し、直接伝える(口臭官能検査の判定基準表を使っても良い)口臭官能検査の判定基準[参考文献1より引用]0においなし嗅覚閾値以上のにおいを感知しない[何もにおいを感じない]1非常に軽度嗅覚閾値以上のにおいを感知するが、悪臭と認識できない[においは感じるが、悪臭とは感じない]2軽度かろうじて悪臭と認識できる3中等度すぐ容易に悪臭と判定できる4強度がまんできる程度の強い悪臭5非常に強いがまんできない強烈な悪臭スコア2以上を口臭ありと判断通常の呼吸や会話をしてもらう、あるいはいつも患者さんが口臭を気にする状態を再現してもらう官能検査は、基本的に誰が行ってもかまいません。一般に女性の方が男性より嗅覚は鋭く、まだ加齢変化を迎えていない若年者の嗅覚の方が高齢者より鋭いです2-4。さらに喫煙者は、非喫煙者より嗅覚は鈍くなります5。そのため検査者は、若い女性で非喫煙者がベストだといえるでしょう。私、口臭ありませんか?通常問診する程度の距離

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