QDI 1月
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抜くんですか?―インプラント治療、歯内療法、それぞれの抜歯基準―福西一浩 【司会進行 インプラント専門医・歯内療法専門医】大阪大学歯学部卒業日本歯内療法学会専門医大阪大学歯学部非常勤講師(口腔総合診療部) 日本口腔インプラント学会専門医 日本顎咬合学会指導医日本臨床歯周病学会指導医大阪大学歯学部臨床准教授大阪市・福西歯科クリニック院長1986年1996年2000年2003年2004年2006年 現在 インプラント治療が欠損補綴の一手段である以上、抜歯基準の問題はつねに付きまといます。「予後不良」あるいは「保存不可能」と診断して、歯を抜き、インプラントを埋入する。一人一人の歯科医師が真摯に症例と向き合い、導き出したその治療計画は、別領域のスペシャリストから見れば適切ではないかもしれません。インプラントを有効に活用し、患者さんの信頼を得るためには、そうした客観的な医療観のもと「歯を残すための知識」も刷新していく必要があるでしょう。それは、インプラント治療の長所を再発見することにつながるはずです。 本座談会では、日常臨床で遭遇することの多い「歯内療法学的に問題のある歯」の抜歯基準にテーマを絞り、インプラント治療、歯内療法、それぞれの観点から徹底的に議論していただきました。(編集部)21新春特別座談会 その歯、本当に 抜くんですか? ―インプラント治療、歯内療法、それぞれの抜歯基準―─Vol.21,No.1,2014021

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