QDI 1月
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61上顎両中切歯部位に対する即時および遅延埋入によるアプローチ─Immediate/Late implant placements──Vol.21,No.1,2014061図6‐a 歯肉弁を剥離した抜歯後の状態。抜歯窩唇側の骨壁は保存されている。欠損部の唇側歯槽骨は水平的にやや陥凹している。図6‐b 抜歯窩および近心骨欠損部を十分掻爬した後、左右側2本のインプラントをシンメトリーかつ理想的な位置に埋入した。図6‐c 抜歯窩とのギャップ、近心骨欠損部にBio-Oss を死腔ができないよう十分に填入し、欠損部にもディコルチケーション後、填入した。図8‐a図8‐b図7‐a図7‐b図7‐a 埋入後5ヵ月の状態。上顎右側中切歯部は対側同名歯部と比較してやや唇側のボリュームが不足している。図7‐b 二次手術時、左側はパンチアウト、右側はロール法を用いて唇側の軟組織の増大を図った。図8‐a、b 二次手術後約6週で最終補綴物に近似したCTAとプロビジョナルレストレーションを装着した。これらが補綴的な軟組織のマネージメントとして重要な役割を果たす。図6‐d 口蓋から骨膜付きの上皮下結合組織を採取し、水平的・垂直的にも十分量の移植を行う。この際、露出部の移植片は上皮を残している。図6‐e 移植片を固定し縫合した状態。正中の乳頭部直上を避けて縫合し擬似歯間乳頭を形成しておく。図6‐f 埋入後のデンタルX線写真。高さのあるカバースクリューを装着することで垂直的な増大を図る。近遠心的にも理想的な位置に埋入できた。

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