QDI 2018年4号
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昨年12月より舌痛で悩んでいる。左下7番インプラントの土台が入った状態である。左下5番6番の間が痛い。左上7番が下の歯と合わせるため削って低くなってる。A1痛みは続いている。昨年12月28日、●●歯科でキシリトールガムをかんでるよういわれ、噛んだり痛みのある所にあてがっていると少し痛みがやわらぐ。A2(悪くなるとき)疲れてる時、家に1人でいる時(良くなるとき)集中している時(人と話したり・外出して気持ちがまぎれている時)A32015年1月左下6、7番のインプラント治療時の7番の不具合から、10月末ごろまで痛みが続き、左上の6、7番のクラウンの仮歯の突起物で舌がひどく傷つき、そこから舌痛になりました。A42015年1月左下6、7番のインプラント治療時の7番の不具合から、10月末ごろまで痛みが続き、左上の6、7番のクラウンの仮歯の突起物で舌がひどく傷つき、そこから舌痛になりました。A5問 診 票現在の症状(お困りのこと)について残らずお書きください。Q1病気が始まったとき(頃)何か変わったことがありましたら、教えてください。Q2病気はどんなときに悪くなりますか? またどんなときに良くなりますか?Q3病気の原因は何だと思いますか?Q4病気の原因は何だと思いますか?Q5診させるまでが一苦労である。結局、限られた診療時間を患者の饒舌な訴えに奪われ、薄氷の思いでトラブルを避けつつ、肝心の専門医療との兼ね合いで消耗・疲弊するのは相変わらず現場の歯科医師たちである。 一口に「メンタル」といっても、検査値や画像などで捉えられない精神症状の評価は、身体科なら誰もが苦手とすると ころである。このような患者に対して、何を診て、何を訊き、そしてどう説明を伝えるかは現場の切実な問題と思われる。 本稿では、専門医との上手な連携の仕方などに加え「患者に疲れないコツ」や「長い話を聞かされない技術」も含めて概説する。530553 ─Vol.25, No.4, 2018

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