QDI 2018年5号
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宗像 最初にBOPについて検討したいと思います。BOPは、インプラント粘膜炎でもインプラント周囲炎でも、ペリオと同様にもっとも用いられる診断方法だと思うのですが、ペリオドンティストとしてインプラント周囲炎におけるBOPをどのように捉えていますか?大月 BOPは、ペリオの延長で行える検査ですよね。 賛否両論あるとは思いますが、基本的にはバクテリアがいる、つまりバイオフィルムによって引き起こされる炎症があるということがBOP(+)の条件です。 また、補綴装置のカントゥアが大きい場合は、偽陽性が生まれやすいということがあると思いますが、まずはBOPを見るということは大事だと思います。宗像 ここで、BOPが問題となる症例を見ていただきインプラント周囲炎を定義付ける3つの項目 その1:BOPMotohiro Otsuki大阪府開業:DUO specialists dental clinicPeriodontist 大月基弘インプラントロジストとペリオドンティストが語るインプラント周囲炎の治療指針─インプラント周囲炎と歯周炎は同じなのか?─SPEAKER’S ARTICLE第8回 日本国際歯科大会2018DH第 ホール610/7(SUN)午後特集1

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