QDI 2019年1号
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430043 ─Vol.26, No.1, 2019ことも事実である。 われわれはインプラント治療のワークフローをデジタルを用いてより正確かつ効率的に行うため、Zirkonzahn社(トーシンデンタル)から販売されているデジタルフェイスボウ「Plane system」および三次元顔貌スキャナ「Face Hunter」を活用している(図1)。これにより今まで伝達が不可能であった患者の三次元的な生体情報を歯科技工士へ伝達し共有することが可能になり、 いわゆるFacially driven treatment1)といった顔貌と調和した補綴治療をデジタルで行うことができるようになった。1歯単位の治療や、臼歯部の単純修復などは今やフルデジタルで簡単に行うことができるが、全顎的な診断用ワックスアップなどをソフトウェア上で行うことはこれまで非常に難しかった。図1-a~d Face Hunter(a)とPlane systemを構成するPlane Finder(b)、PS1咬合器(c)、Plane Positioner(d)。abcd

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