QDI 2019年2号
3/8

 2017年に日本顎顔面インプラント学会から「インプラント手術関連の重篤な医療トラブルについて」の調査報告書が出された。そこでは、トラブルのうち神経損傷が半数近くを占め、 下歯槽、オトガイ神経損傷の治癒の転帰はいずれも大半が不変ということが示された。 そこで本特集では、神経損傷を起こさないための対策を示すとともに、もし、神経損傷を 起こしてしまった場合にはどのようにすればよいかについて、疼痛治療、知覚異常治療に詳しい村岡 渡氏とインプラントの手術併発症防止の啓蒙活動を続けている河奈裕正氏に解説していただいた。インプラント手術における―安心・安全なインプラント治療を行うために―村岡渡Wataru Muraoka川崎市立井田病院歯科口腔外科河奈裕Hiromasa Kawana神奈川歯科大学先進歯科医療センター顎・口腔インプラント科正神経損傷予防 対応ののとと22Quintessence DENTAL Implantology─ 0186特集1

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る