QDI 2020年1号
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可撤性のインプラント補綴装置で患者は本当に満足するのか?可撤性のインプラント補綴装置で患者は本当に満足するのか?ー昭和大学歯科病院における患者のOHIPスコア、費用対効果からー樋口 大輔(Daisuke Higuchi)  楠本 友里子(Yuriko Kusumoto)  武川 佳世(Kayo Mukawa)  馬場 一美(Kazuyoshi Baba)昭和大学歯科補綴学講座 インプラント治療が広く普及して一般的な治療となった現在、歯科医院は選ばれる時代となり、インプラントを希望して各医院に訪れる患者数には限界がくるかもしれない。求められるのは他医院との差別化である。より低侵襲で費用を抑えたインプラント治療を提供できれば、大きなアドバンテージとなる。当然、安かろう悪かろうでは患者は納得しないし、歯科医師の労力に見合う収支でなければ、その治療法は広まらない。 そこで本企画では、昭和大学歯科補綴学講座で行った可撤性および固定性インプラント治療の介入効果を患者QOLと費用対効果から検討した研究を報告するとともに、可撤性インプラントの費用面も含めた有用性についても考察していただいた。(編集部)特集2550055 ─Vol.27, No.1, 2020

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