Quintessence DENTAL Implantology 2022年No.1
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0017 ─Vol.29, No.1, 202217山口県開業:クリスタル歯科 先天的に理想的な歯列を有している患者は少ない。Den-tal Prescaleを用いた8020達成者の咬合調査のデータを鑑みると、永久歯の予後を左右する一つの要件として、歯列の状態を挙げてもいいと考えている1)。また、口腔機能を維持するためには、歯は不可欠なものである。しかし、う蝕や歯周病などにより、後天的に歯を失う人は後を絶たない。歯を失うことで、口腔機能はさらに悪化し、統計的には歯を失う確率は加速度的に高まる。そこで、歯を失うことで歯列不正が発生するも、矯正治療により歯列を可能な限り正常化し、何らかの補綴治療により口腔機能を回復することは、患者のQOLを維持管理するうえで非常に有効な治療方法と筆者は考えている。Masahiko Kanenariはじめにスタートアップスタートアップガイドガイド金成雅彦

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