QDT9月
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CAD/CAM Aesthetic 1あったとすれば、筆者のように小さな規模のラボにとって、未来の展望はあまり思わしくないものとして想像されるであろう。しかし、小規模のラボでCAD/CAMを活用するために必要なすべての投資を行うことは経済的に非常に難しい。そして、そのような理由で、より多くの優秀な歯科技工士が希望を失うことは、あってはならないことである。 そこで筆者は、小規模であるがゆえに可能な、患者とのコミュニケーションやインフォームドコンセントにCAD/CAMシステムを活用しながら、より特別な患者の希望を具現化できるシステムとしてCAD/CAMの応用法を考察してきた。今回はCERECシステム(シロナデンタルシステムズジャパン)を用いて、これらの観点から、本誌2011年12月号のMASTERPIECEに掲載された症例を考察したい。図2a、b 患者のスマイルには歯列の見えない表情もあるが、歯および歯列が顔貌と調和したスマイルは審美と呼ぶにふさわしい。図1a、b CERECシステムのソフトウェアのスマイルデザインにより、立体的に歯冠形態と排列とを理解することが可能となった。abab

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