QDT9月
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112連載 Biological Esthetics by Gingival Framework Design112連載Biological Estheticsby Gingival Framework Design―歯列に調和した辺縁歯肉形態への配慮と設計―第4回(最終回)インプラント周囲組織への補綴的対応Ray Dental Labor 京都府京都市山科区竹鼻竹ノ街道町18‐8エリッツ山科ビル3F都築優治第7回日本国際歯科大会演者10月12日(日)午前アネックスCホール これまで、特にGingival Framework1に着目しながら、天然歯における辺縁歯肉への対応について解説してきた。 最終回となる本稿では、インプラント周囲組織における補綴的対応について触れたい。インプラント補綴を行うにあたり、もっとも重要なことは、歯牙の欠損によって変化した歯周組織の様相を十分に把握することである。そして、構造力学的な配慮(受圧環境)も含め、硬・軟組織に対してそれらの環境といかに調和させるかが重要だと考える。しかしながら、歯牙の喪失に至った経緯や欠損によって引き起こされた歯周組織へのダメージのすべてを補綴操作によって補えるわけではないため、時に高度な外科的対処などによって補綴環境を改善し、条件を整える必要もある。ここでは、インプラント周囲組織における基礎知識の紹介と、チェアサイドとの連携を図ったインプラント上部構造体のプロファイルデザインについて触れてみたい。はじめにQDT Vol.39/2014 September page1400

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