QDT 2018年3月号
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Feature article #2はじめにセラミッククラウンの色の調和インターナルステインと画像合成試適をもちいた製作法(後)大谷歯科クリニック東京都台東区下谷2‒3‒2‒1F湯浅直人SPEAKER’S ARTICLEBホール10/7(SUN)午後Q‌D‌T第8回 日本国際歯科大会2018 中編では主に、インターナルステインテクニックを応用する際の基礎と陶材築盛・焼成の際に起こる収縮に焦点を当て解説した。とくに、収縮による内部構造の配置のコントロールが正確に行えないと、最終的なトランスルーセント陶材の厚みに無理が生じたり、思わぬ歯冠外形になってしまったりする。陶材築盛に関係する作業の中でも非常に難度が高く容易なことではないが、同時に、絶対に失敗してはならない要件であり、まずは、中編で述べたインターナルステインのベースとなる構造の形と配置のコントロールがもっとも優先的に身につけるべき技術だと考える。 そして最終編となる本稿では、前中編の内容を踏まえつつ、セラミッククラウン製作における、ステイニングによる色の変化やトランスルーセント陶材の築盛による色の変化を中心に解説し、また、それらの理論を応用し製作した症例を、画像合成試適の実践例として供覧する。68QDT Vol.43/2018 March page 0400

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