QDT 2018年5月号
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連載 歯肉審美に配慮した審美修復治療連載歯肉審美に配慮した審美修復治療 審美修復治療を成功させる要件として、歯冠審美と歯肉審美の獲得が欠かせない。その中でも、歯肉審美への配慮は大きな意味合いをもち、またそれぞれが互いの審美を高めるための相乗作用を生み出すこととなる。本連載に先駆け本誌4月号に投稿した「Various Esthetic Factors for Natural Smile Design」で紹介したように、歯肉部にも歯冠部同様に解剖学的なルールや明確な審美基準が存在しており、その基準やルールは口元がより自然な審美を演出するためには必要不可欠な要因だとご理解いただけたのではないだろうか。特に、審美領域における歯肉への対応は、炎症のコントロールのみならず臨床歯冠をより審美的に引き立てるためのひとつの手段だと考えている。 本連載では、審美修復治療の効果を高めるための歯肉審美への配慮とその対処法に触れ、一連の臨床対応について細かく解説してみたい。はじめに都築優治Ray Dental Labor京都府京都市山科区竹鼻竹ノ街道町18-8 エリッツ山科ビル3F第1回 基礎概念と天然歯からの学びSPEAKER’S ARTICLEBホール10/6(SAT)午前Q‌D‌T第8回 日本国際歯科大会2018118QDT Vol.43/2018 May page 0802

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