QDT 2018年8月号
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QDT International Article単独歯インプラント修復におけるディシジョンメイキング抜歯後に軟組織の回復を行うよりも抜歯窩の軟組織を維持するほうが容易であるという原則に基づく、抜歯後軟組織のメインテナンス4‐13、(3)歯肉縁マージンの位置や歯周軟組織の厚みによりプロビジョナルのカントゥアを変化させながら軟組織のマネージメントを行う13‐15、(4)軟組織の厚さ16‐20、アバットメント壁の厚さ21,22、患者の機能レベルに応じた適切なアバットメントの選択、の各治療段階における臨床ガイドラインとディシジョンメイキングプロセスが適用される。 インプラントは日常臨床における一般的な治療オプションである。理想的な三次元的ポジションと軟組織移植の重要性については多くの論文がある。この10年間で、インプラント治療の多大な技術的な進歩があり、以下に説明される治療におけるさまざまなフェーズにおいての、状況に即した臨床ガイドラインとディシジョンメイキングがとても重要である1‐4。 単独歯のインプラント修復成功のために、(1)要抜去歯と隣在歯の診断および処置のフェーズ4,5、(2)Decision-Making Process for Restoring Single Implants

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