QDT 2018年8月号
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 2015年に、2,906個の天然歯支台の補綴物を対象にした研究から、5年間の推定生存率はジルコニア、ニケイ酸リチウムなどをコーピングに使用したオールセラミックスよりもメタルセラミックスの方が高いことが報告されている(表1)1。 それにもかかわらず、市場でのシェアはメタルセラミックスからオールセラミックスに取って代わりつつあり、2018年現在、日本国内でのセラミック修復物はプレスセラミックスや歯科用CAD/CAMシステムによって加工された各種マシナブルセラミックスによる安全なジルコニアセラミック修復を目指して─マテリアルの変遷・進化とその臨床(前編)─はじめに:メタルセラミックスからオールセラミックスへ

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