QDT 2018年9月豪
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歯科医師・内山歯科クリニック東京都港区南青山2-7-27 フォレストサイドビル2F内山徹哉 Tetsuya Uchiyama補綴物製作・間中道郎氏〔Dent Craft Studio M's Art〕⑧⑩⑨図1 予知性の高い包括的歯科治療を行うためには、顎顔面を分析し、大きな枠の中の咬合を捉え、徐々に視野を細部に移していくことが必要となる1。■予知性の高い包括的歯科治療を行うために療を進めながら、口腔内におけるプロビジョナルレストレーションの機能性、審美性、構造的強度、生体親和性を確かめる(図2、3)。 その煮詰められた形態をクロスマウント法を用いて最終修復物に移行させる(図4)。ここまでの手順が、筆者が行っている歯冠修復治療の流れである。これまでトライアルセラピーで使用し、審美的、機能的に問題のないプロビジョナルレストレーションをそのままファイナルレストレーションに置き換えることは、患者、術者の安心に繋がる。そして、ここで有効となるのがジルコニアのフレームワークである。メタルセラミックスで機能面を築盛すると、陶材は収縮してしま

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