QDT 2019年9月号
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67座談会 Virtual Articulatorの到達点と未来展望:前編 山崎 竜と申します。本日はよろしくお願いいたします。 私は2000年に新東京歯科技工士学校を卒業し、2007年まで都内のラボに勤務しました。そして2007年からUCLA Center for Esthetic Dentistry Master Dental Ceramist Programに2年間留学し、卒業後はロシアにあるArt Oral Moscowでインハウスのセラミストとして仕事をしまし それでは、早速Virtual Articulatorを用いて製作した症例のケースプレゼンテーションを行いたいと思います。私の場合、すべてのケースでVirtual Articulatorを使用しています。加えて、アナログの咬合器にマウントをせずに、た。2013年に帰国し、カリプソインターナショナルという会社での院内技工を経て、2018年の夏からEMIRPRIME dental studioという会社で独立をしました。 本日はZirkonzahn CAD/CAMシステムのお話をさせていただきたいと思います。デジタル上だけで製作してしまう症例のほうが現在では多くなっているような状態です。ちょっとチャレンジングではあったのですが、このケースに関してもアナログの咬合器は使用せずにVirtual Articulatorのみで製作を終CADソフトウェアZIRKONZAHN.SOFTWARE(Zirkonzahn,トーシンデンタル)1st Presenter山崎 竜 EMIRPRIME dental studioVirtual Articulatorのみで製作した上顎フルマウスのケース図1a~e 初診時の口腔内写真。患者の主訴は4前歯の審美性改善だったが、全顎的な治療が必要と診断された。abdceQDT Vol.44/2019 September page 1407

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