QDT 2019年11月号
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4S Concept連載抜歯即時埋入から考えるインプラント補綴─4Sコンセプト《 Short・Simple・Small・Safe 》に基づいたインプラント治療─短期間治療シンプル最小限安全Short/Simple/Small/Safe98第8回(最終回) インプラント補綴における考え方はすべて変わらないはじめに上原芳樹ファイン大阪府東大阪市高井田元町1-3-2 4月から連載してきた「抜歯即時埋入から考えるインプラント補綴」も、いよいよ今回で最終回を迎える。今回は第7回までの内容の総まとめを行い、連載終了とさせていただきたい。 主にインプラントのポジショニングと補綴形態という点において、成熟側埋入でも抜歯即時埋入でも、また部位がどこであろうとも基本的な考え方は同じであるということを再認識していただきたいと考えている。では、以降は実際の症例を通して解説していきたい。前歯部抜歯即時埋入も臼歯部抜歯即時埋入も考え方は同じ これまでの連載では主に審美領域である前歯部にフォーカスを絞って説明してきた。そのため臼歯部、特に大臼歯部においては抜歯窩とインプラント体とのギャップの大きさから抜歯即時埋入は困難ではないのかと考えている読者も多いかもしれない。しかし、前歯部と同じように治療を行えば大臼歯部でも抜歯即時埋入は十分に可能である。QDT Vol.44/2019 November page 1758

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