QDT 2020年1月号
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D(A)臼歯部の窩洞に、コンポジットレジンを盛り始めているような状態(B)臼歯部の窩洞の上に、メタルインレーが浮いているような図(C)シリンジからコンポジットレジンを出して、充填器ですくい取っている図(D)片顎のアルジネート印象の印象面CBAD(A)臼歯部の窩洞に、コンポジットレジンを盛り始めているような状態(B)臼歯部の窩洞の上に、メタルインレーが浮いているような図(C)シリンジからコンポジットレジンを出して、充填器ですくい取っている図(D)片顎のアルジネート印象の印象面CBAラボサイドでインレーなどの修復物を製作し、次回来院時にセットする。では、患者に説明する際、直接法と間接法のメリット、デメリットを正確に説明できているだろうか?患者満足のための補綴・修復コンサルテーション今回のテーマ「直接法と間接法」のメリットとデメリットを患者さんに説明できていますか?連載 修復には、コンポジットレジン修復(以下、レジン修復)に代表される直接法と、各種材料が選択できる間接法がある。通常、直接法は成形材料により1回で修復が終了する。間接法は、初回に材料選択のインフォームドコンセント後、窩洞形成・印象採得などを行い、企画趣旨か? 例を挙げるならば、コンサルテーションやWebサイトの内容の充実などが考えられるが、本企画では巷で聞かれる「『自費診療に用いられる材料・術式』と『保険診療に用いられる材料・術式』の違いを、歯科医師を含めた歯科医療スタッフが理解しておらず患者に的確に説明できていない」という問題の解決をめざす。より端的にいえば、「歯科医療スタッフの材料・装置に対する知識不足による機会損失」を防ぐための連載企画である(全12回予定)。ぜひ、スタッフ全員でご愛読いただければ幸いです。(編集部) 歯科医師を筆頭とする歯科医療スタッフは、それぞれがもてる知識と技能を発揮して個々の患者に最適な治療を提供するが、とくに補綴・修復治療においては選択する材料・装置の種類が治療結果および収益と比例する場合がほとんどであり(もちろん、術者の確かな手技が前提になることはいうまでもない)、無理強いすることなく、自然なかたちでよりメリットのある治療を患者に選択していただくことが、患者にとっても歯科医療スタッフにとっても利益につながることは疑いようがない。 こうした中、患者を導くためには何が必要だろう坪田有史歯科医師・坪田デンタルクリニック東京都文京区小日向4-7-14今日からつかえる!!医院全体で共有できる!!第1回 窩洞に対する処置①直接法と間接法

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