QDT 2020年6月号
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のメタルポストとファイバーポストがある。では、患者に説明する際、「メタルポストとファイバーポスト」のメリット、デメリットを正確に説明できているだろうか。患者満足のための補綴・修復コンサルテーション今回のテーマメタルポストとファイバーポストのメリットとデメリットを患者さんに説明できていますか?連載 支台築造は大別すると金属鋳造による支台築造(以下、鋳造支台築造)と、コンポジットレジンによる支台築造(以下、レジン支台築造)がある。レジン支台築造ではポストを設置しないケースと設置するケースがあり、ポストを設置するケースでの使用ポストは、既製今回のポイント坪田有史歯科医師・坪田デンタルクリニック東京都文京区小日向4-7-14今日からつかえる!!医院全体で共有できる!!第6回 メタルポストとファイバーポスト・クラウン・ブリッジを装着するための「土台づくり」が支台築造・支台築造法の選択は残っている歯の量、失った歯の位置、歯質欠損が歯肉縁下に及んでいるか否か、などによって判断される・とくに強度が必要な場合や、歯肉の下まで欠損が及んでいる場合では金属による鋳造支台築造を選択したほうが安全とされる・一方、歯質の保存という意味では便宜的形成が少なくてすむレジン支台築造が有利・メタルポストでは縦破折や歯槽骨縁下に及ぶ重篤な歯根破折が起こり抜歯に至るリスクがあるが、ファイバーポストは象牙質に近似した弾性係数を有しているため、再治療が可能となる破折で留まる可能性が高いことを説明

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