ザ・クインテッセンス2020年10月号
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62QDT Vol.45/2020 October page 1322 図1の画像に違和感はないだろうか。バーによる形成の痕跡がある支台歯をスキャンしたにもかかわらず、表面は滑らかであり、角があるはずのショルダーマージンの角が丸くなっている。デジタルデンティストリーが叫ばれて久しいが、その入り口であるスキャナにはモデルスキャナであれ、口腔内スキャナであれ、避けることができない原理的な欠陥がある。それが本稿のテーマである「エッジロス」である。スキャナの操作に携わる者は全員がモニター上で図1のように角が丸くなったショルダーマージンのデータを目にしている。世に存在するスキャナはすべてエッジを正確に表現することはできないのである。CAD/CAMシステムFeature article #2歯科用スキャナの原理的欠陥「エッジロス」とその解決策藤原芳生/松尾洋祐/秦 康次郎株式会社医科歯科技研兵庫県神戸市西区南別府1-8-1本稿の執筆に至った背景01世に存在するすべてのスキャナはエッジを正確に表現することはできない図1a、b 本稿のテーマであるエッジロス。エッジがあるはずのショルダーマージンが丸くなる現象。ab

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