QDT2021年4月号
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24Feature article #1①治療用義歯の製作②インプラント治療計画と埋入③治癒期間の治療用義歯の対応④3Dプリントによる複製義歯の製作⑤複製義歯による咬座印象とデジタル化⑥最終義歯デザインの確認と試適用義歯の製作⑦ミリングによる最終義歯の製作⑧ロケーターアタッチメントの口腔内ピックアップ⑨フォローアップ1)症例の概要 患者は61歳白人女性、健康状態良好。ボストン大学補綴科に新義歯製作を希望し来院した。患者は旧義歯を紛失しており、旧義歯は口腔内に長い時間入れていられなかったため外出時のみ使用していた。問診および口腔内外の診査より、顎間関係Ⅱ級、利用可能な顎間距離は約18mm、左側顎関節クローズドロックの既往、唾液流出量の減少(安静時0.1ml)、唾液性状は粘稠性であった。上顎はU字型の顎堤で、前方部は軽度のケースレポート初診時最終義歯製作までのステップ図1a~d 初診時口腔内写真。表1 最終義歯製作までのステップ。acdbQDT Vol.46/2021 April page 0438

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