QDT 2021年9月号
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~IOSを起点とした歯科医師・歯科技工士のチームワーク~私たちのフルデジタル補綴・修復 ~IOSを起点とした歯科医師・歯科技工士のチームワーク~*1北道敏行 Toshiyuki Kitamichi/*2森田耕右 Kosuke Morita/*3瓜生田達也 Tatsuya Uriuda症例の概要主訴:患者は20歳代女性。上顎4前歯が前突しており、「前歯が飛び出ているため人前に出られない」こと44*1歯科医師・きたみち歯科医院 兵庫県姫路市亀井町47 ボルボスビル2階*2歯科技工士・きたみち歯科医院*3歯科技工士・SHAFT 兵庫県姫路市忍町169 藤原ビル3FQDT Vol.46/2021 September page 1056はじめにケースプレゼンテーション第9回 DX時代の前歯部フルデジタル修復リレー連載 DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉をよく聞くようになった。われわれの生活空間はデジタル技術なくして成り立たない。すなわちデジタル技術を駆使し人間はより快適に安全な生活空間を求め続けている。歯科においてはIOSを筆頭にデジタルデンティストリーが浸透してきているが、10年後にはだれしもが「当たり前」と思える技術に発展するだろう。今回、前歯部修復を口腔内直接光学印象法から治療終了までフルデジタルで行った症例について報告する。を主訴に来院。矯正歯科医院を受診してきたが受け入れられないとのことで、セラミックスを用いた修復治療を希望された。全身状態は良好だが、上顎4前歯前た私フルデジタル補綴・修復ちの

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