QDT 2022年1月号
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QDT Vol.47/2022 January page 0108連載タイトル一覧(予定)(第1回)スキャンその1:口腔内スキャナー編(第2回)スキャンその2:モデルスキャナー編(第3回)バーチャル咬合器編(第4回)加工その1:ミリングマシン編(第5回)加工その2:付加製造技術(3Dプリンター)編(第6回)各種加工用材料編108キーワードから考えるデジタルデンティストリー関連装置・材料の選びかた 「白い歯がいいですか? それとも銀色の歯でもいいですか?」「保険診療の範囲で? それとも自費でも?」……これは、歯内治療の終了した患者に、補綴科の初診で被覆冠の種類を選択していただくときの会話である。このようにわれわれは常に選択の繰り返しから最終補綴装置を決定している。使用する材料を決定するときも同じである。たとえば、クラウンが金属なのかセラミックスなのかなどの材料で選択し、材料代で選択し、色調で選択する、などである。 近年さまざまな口腔内スキャナーが市販されるようになった。そしてそれらの特徴を説明する機会も多々ある。しかし、それら講演会で最後に聞かれるのは、「結局どれを選べばいいの?」である。 そこで本稿では、口腔内スキャナーの特徴を読者の立場から、公表されている数値1およびメーカーからの公表値で分類した。これらが購入時などにおいて選択の一助になれば幸いである。第1回スキャンその1:口腔内スキャナー編阿部俊之 Toshiyuki Abe歯科医師・愛知学院大学歯学部 冠・橋義歯学講座愛知県名古屋市千種区末盛通2-11隔月連載はじめにキーワードから考えるデジタルデンティストリー関連装置・材料の選びかた

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