QDT 2022年3月号
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*エンドミルのシャンクが3mmであるため、2.0mm以上のエンドミルは使用できない(シャンクが4mmの場合には2.5mmのエンドミルまで使用可能である)。QDT Vol.47/2022 March page 0371第18回 筆者のラボで使用している歯科用エンドミル④0.3mm2.0mm③0.6mm②1.0mm①2.0mm1.0mm0.6mm0.3mm図1 すべてZrO2 PowerToolsの商品で、日本での販売はサンデンタルが行っている。図2a~d 各エンドミルの先端。2.0mm(a)・1.0mm(b)・0.6mm(c)はDiamondコーティングされており、0.3mm(d)のエンドミルはコーティングがされていない。abcd①2.0mmボールエンドミル ─刃数:3枚刃 ─コーティングの種類:DC ─工具材質:超硬合金 ─荒加工専用②1.0mmボールエンドミル ─刃数:3枚刃 ─コーティングの種類:DC ─工具材質:超硬合金 ─中仕上げ・仕上げ用③0.6mmボールエンドミル ─刃数:2枚刃 ─コーティングの種類:DC ─工具材質:超硬合金 ─最終仕上げ・マージン仕上げ用④0.3mmボールエンドミル ─刃数:2枚刃 ─コーティングの種類:コーティングなし ─工具材質:超硬合金 ─咬合面の裂溝とバッカルミリングで使用83筆者のラボで使用しているジルコニア用エンドミル 筆者が使用しているジルコニア用のエンドミルを図1に示す。各エンドミルの先端を見ると、2.0mm(図2a)・1.0mm(図2b)・0.6mm(図2c)はDC(Diamondコーティング)であり、黒くコーティングされていることがわかる。ジルコニアでDCを使う理由は、ジルコニアはセラミック材料であり、半焼結状態で強度はないものの切り子の硬度は比較的高く、コーティングなしでは加工時にエンドミルの表面が傷つきやすいためである。一方、0.3mmのエンドミルは(図2d)、刃先がボディと同じステンレスのような色になっていてコーティングされていない。これは切削量が少ないためにDCは必要がないと考えているからである。エンドミル紹介:ジルコニア用

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