ザ・クインテッセンス12月
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─コンセプトの共有が GP-矯正医連携は FEATURE特 集 3 安定した歯科診療のゴールを達成するための条件とは何かについて考えてみると,① 歯周組織の炎症がコントロールされ,安定していること② 咬頭嵌合位が安定し,機能的であり,力がコントロールされていること③ 患者が長期にわたるメインテナンスの重要性を理解し,それに応じることなどが挙げられる.そのなかでも,力のコントロールにおける歯の位置,そして顎関節のコンディションは非常に重要である.歯のポジションの悪いまま補綴のみに頼って仕上げても,治療後のメインテナンスにおいて術者,患者ともに大きな負担を要求され,それを本当の意味で長期的に継続することが難しくなる場合もあると考える. また,顎関節のコンディションについても,咬合再構成症例においては非常に重要な要素であり,正しい診断のもとで,問題がある場合にはそれに対してきちんと対応していくことが必須であると考えている.プロローグ GP-矯正医連携がますます重要な時代に東京都開業 とのつか齒科連絡先:〒145‐0065 東京都大田区東雪谷1‐29‐3*東京都開業 渋澤矯正歯科連絡先:〒152‐0035 東京都目黒区自由が丘1‐29‐14 J・frontビル3階殿塚量平/渋澤龍之*102the Quintessence. Vol.33 No.12/2014—2616

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