ザ・クインテッセンス 2017年7月
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深在性う蝕における歯髄の診断前 編見えない歯髄を診断する前 編〈目次〉後 編STEP1STEP2STEP3STEP4検査前確率を高める診査歯髄生活検査マイクロスコープを用いた強拡大視野下での歯髄の視診・診断診断Hideyuki IzumiPulp Diagnosis in Deep Carious TeethPart1. Diagnosis of Pulp which Can not be Seen Visuallyキーワード:歯髄,診断,EPT,温度診泉 英之滋賀県開業 西本歯科医院連絡先:〒526‐0037 滋賀県長浜市高田町14‐29特 集 1 近年,MTAの登場により直接覆髄などの歯髄温存療法が再び注目を集めている.生活歯は失活歯に比べ非常に予後が良いため,抜髄を回避できれば,患者QOLの向上に役立つ.その一方,「MTAを使っているにもかかわらず,直接覆髄がうまくいかない」という話を聞く.材料の選択は臨床上非常に重要な要素であるが,それだけでは直接覆髄を成功に導くことができない.52the Quintessence. Vol.36 No.7/2017—1436

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