ザ・クインテッセンス 2018年2月号
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はじめよう!保険でできるOSAS患者のOA治療はじめよう!保険でできるOSAS患者のOA治療医科・歯科の連携による治療の流れから技工操作,難症例の対応まで特 集 264the Quintessence. Vol.37 No.2/2018—0322Ichiro Yokomizo, Sakuo Hoshi, Shinya Kosaka, Toru Ohkawara, Koichi Nakakuki横溝一郎*,*1,*2/星 作男*3/高坂晋哉*/大川原 亨*2/中久木康一*(コーディネート)Oral Appliance Therapy for OSAS with National Health Insurance: The Sequence of the Treatment, Laboratory Fabrication, Tips for Severe Casesキーワード: OSAS,OA,保険,医科歯科連携*東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科顎顔面外科学分野*1社会福祉法人東京有隣会有隣病院歯科口腔外科*2医療法人社団大川原歯科医院*3社会福祉法人東京有隣会有隣病院呼吸器内科*1代表連絡先:〒156‐0055 東京都世田谷区船橋2‐15‐38特 集 2 現在,閉塞性睡眠時無呼吸症候群(以下,OSAS)には,経鼻的持続陽圧呼吸療法(CPAP)とオーラルアプライアンス(OA)を用いた治療,および咽頭部の手術などの選択肢があり,適応によって使い分けられている.OAは,中川健三先生によって“スリープスプリント”との名称で1986年に開発されたとされている.OSASの治療は,1994年に終夜睡眠ポリグラフ検査が,1998年にCPAPが保険収載された.企画趣旨(執筆:中久木康一)

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