ザ・クインテッセンス 2018年3月号
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歯周外科ベーシックテクニック ポイント解説もっと上達したい人の連載122122the Quintessence. Vol.37 No.3/2018—0626樋口琢善*/佐竹田 久*1(イラスト)*福岡県開業 ひぐちファミリー歯科*1広島県開業 佐竹田歯科医院*代表連絡先:〒820‐0066 福岡県飯塚市幸袋140‐1歯肉剥離掻爬術に役立つデブライドメントのポイント第3回SPEAKER’S ARTICLE第8回 日本国際歯科大会2018Hホール10/6(SAT)午後(全6回)デブライドメントは歯肉剥離掻爬術の要ポイント解説の前に デブライドメント(図1)は,歯肉剥離掻爬術を行ううえでもっとも重要な処置のひとつであり,他の処置が的確に行えたとしても,デブライドメントが不十分であれば良好な結果を得ることはできない. 今回はデブライドメントの手順(図2),器具の選択,使用法に加え,デブライドメントやルートプレーニングに関する筆者の考えについて解説していく.図1 デブライドメント前後の口腔内写真.aは剥離直後,bはデブライドメンド終了後.骨面の徹底的なデブライドメントと根面の滑沢化により,良好な治癒が期待できる.また炎症性肉芽組織を除去することで,ある程度出血が抑えられる.筆者の流儀を解説!Dr. TAKU's Point 連載第1回で解説した切開・離断・剥離を的確に行うことができていれば,軟組織が骨面にほぼ残っていない状態にすることができる.その状態であれば,効率の良いデブライドメントを行うことができる.ab

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