ザ・クインテッセンス 2018年10月号
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ICTICT今,わかっていること,わからないことインプラント周 定義および診査 70the Quintessence. Vol.37 No.10/2018—2280特 集 2 インプラント治療が日常的になって久しい今日,その生存率は95%前後ともいわれようになった.また,オッセオインテグレイテッドインプラントの登場から50年が経ち,その生存率とは裏腹にインプラント周囲病変の問題も惹起されるようになった.ところが,近年そのエビデンスは蓄積されてきてはいるものの,まだ不明な点も多く,いまだエビデンスが確立されているとはいえないのが現状である. 筆者は2014年の本誌1~3月号にかけて,「インプラント周囲炎」(クインテッセンス出版刊)の著者であるProf. Stefan Renvertとともに,当時のインプラント周囲病変について文献的・臨床的に整理した1~3.その当時の文献としてはかなり示唆に富んだものであったと思われるが,新分類(後述)をはじめとして,この時期に再整理する必要性を感じ,筆をとることにした.はじめにDenition, Examination and Diagnosis of Peri-implant DiseaseHideaki Hirookaキーワード:インプラント周囲病変,インプラント周囲粘膜炎,インプラント周囲炎,新分類東京都開業 スウェーデンデンタルセンター連絡先:〒100‐0003 東京都千代田区内幸町1‐5‐9 日比谷国際ビル3F弘岡秀明SPEAKER’S ARTICLE第8回 日本国際歯科大会2018DH第 ホール110/7(SUN)午前

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