ザ・クインテッセンス 2019年5月号

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現時点でのよりよい臨床応用を考える口腔内スキャナ，いつ，なにを買うべきか？38the Quintessence. Vol.38 No.5/2019—0978特　集 1When, Which Should You Introduce Intra-Oral ScannersKatsuichiro Maruoキーワード：デジタルデンティストリー，口腔内スキャナ，光学印象，CAD/CAM東京都開業　三軒茶屋マルオ歯科連絡先：〒154‐0004 東京都世田谷区太子堂4‐23‐15 T-ハウス三軒茶屋2F丸尾勝一郎　デジタルデンティストリーというと読者は何を思い浮かべるだろうか？　ガイデッドサージェリー，CAD/CAM，口腔内スキャナなどといった単語が思い浮かぶものの，それらがどのようにつながっているかをいまいち理解していない読者も多いのではないだろうか？　デジタルデンティストリーを「デジタルを用いた歯科治療」と定義するならば，すべてのデジタルデンティストリーは“digitalization （生体情報のデジタル化）”→“CAD（コンピュータソフトウェア上でデザイン）”→“CAM（加工機による製作）”という3つのステップで説明できる（図1）．　“Digitalization（生体情報のデジタル化）”には，主にCTから得られるDICOMデータと，口腔内スキャナはじめに