ザ・クインテッセンス 2019年11月号
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  カントゥアについて る デザインと ージメント 正確で適切に行われるインプラントの外科治療は,インプラントを保護する厚い辺縁歯肉をつくるための非常に大切な要素である.また,その後に行われる補綴治療は,外科治療で獲得した厚い辺縁歯肉を長期的に維持させ,よりよくしていくために非常に重要である.そしてこの補綴治療において,インプラントのアバットメントの解剖学的形態(スキャロップ形態,解剖学的形態,歯頸部の凹凸形態など)と,インプラントとアバットメントの移行部における豊隆形態を正しく選択することが,臨床的および科学的な見地からみてインプラント周囲の辺縁歯肉のマネージメントのゴールに近づくもっとも効率の高い方法である. 本稿では,これらの状況を踏まえたうえで,インプラント周囲の辺縁歯肉に影響を与え,その状態を向上させるためのさまざまな要因を評価していく.97the Quintessence. Vol.38 No.11/2019—2393

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