ザ・クインテッセンス 2020年2月号
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切開線!どこにどう入れる?155the Quintessence. Vol.39 No.2/2020—0425第2回 MISTおよびM-MISTにおける三次元的フラップデザインリレー連載福岡県開業 水上歯科クリニック連絡先:〒811‐3217 福岡県福津市中央5‐1‐2福岡県開業 溝上歯科学研都市クリニック連絡先:〒819‐0366 福岡県福岡市西区横浜3‐34‐7企画監修:水上哲也執筆:溝上宗久はじめに 低侵襲型のフラップデザインであるMinimally Invasive Surgical Technique1(MIST)およびModied Minimally Invasive Surgical Technique2(M-MIST)は,頬側寄りの歯間乳頭部切開とその近遠心の歯肉溝内切開で構成され,さらに歯間乳頭部切開は歯肉表面に直角に刺入後,頬側へ切開方向を切り替えフラップを形成する3.その際,筆者は歯周組織再生に重要な要素の1つである一次創傷治癒の獲得には,適切な厚みのフラップ形成が肝要になると考え,本稿ではその三次元的なデザインを考察した.4Dホール午後10/17(土)講演者論文1Aホール午後10/18(日)講演者論文【企画趣旨】 歯周外科治療におけるフラップデザインは,各臨床家のもつ治療コンセプトに基づき,患者個々の口腔内の状況に応じて設定されるべきものといわれる. 本企画では,個々の臨床状況下において,切開線をいかに設定するかをメインテーマとし,その根拠ならびにその後の術式までを,斯界の気鋭臨床家にご解説いただく.

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