ザ・クインテッセンス 2020年4月号
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の道 信頼を得よう!歯科医師と患者さんでの目線の違いを意識し,患者さんの立場を理解することが信頼を得るための第一歩となる.99the Quintessence. Vol.39 No.4/2020—0885があり,歯科医師はその主訴に対して適切なアプローチを行う必要がある.そこで重要となるのが図A,Bのイラストの違いである.歯科治療中,歯科医師からは図Aのように見えているが,一方で患者さんからは図Bのように見えている.患者さんは歯科治療に対して痛いイメージをもっていることが多く,かつ図Bのような光景は歯科医師の顔が近く真剣な表情をしているため,圧迫感を感じてしまうこともある.この目線の違いをつねに意識したうえで主訴対応を行うことが信頼を得るためには重要となる. 本稿では,患者さんの主訴に適切に応じ,信頼を得るうえで筆者が大切だと考えていることを述べてみたい.図A,B 歯科医師の目線(A)と患者さんの目線(B)の違いAB

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