ザ・クインテッセンス 2020年5月号
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切開線!どこにどう入れる?133the Quintessence. Vol.39 No.5/2020—1173第5回 歯周組織再生療法におけるMPPTの設定位置リレー連載福岡県開業 水上歯科クリニック連絡先:〒811‐3217 福岡県福津市中央5‐1‐2企画監修:水上哲也執筆:竹内公生はじめに 現在,歯周組織再生療法における歯間部の切開は,歯間乳頭を可及的に温存するためにTakeiらによって開発され,その後多くの術者によって改良されてきたPapilla Preservation Techniqueを使用することが一般的である1.なかでもCortelliniらは,歯根間距離に応じてSimplied Papilla Preservation Flap(以下,SPPF)とModied Papilla Preservation Tech-nique(以下,MPPT)の使い分けで,再生療法の成績がより向上することを報告している2. 本稿では,上顎小臼歯部重度歯周炎に対して行った再生療法を例に,切開線とくにMPPTの設定位置に関して考察したい.1Aホール午後10/18(日)講演者論文4Dホール午後10/17(土)講演者論文【企画趣旨】 歯周外科治療におけるフラップデザインは,各臨床家のもつ治療コンセプトに基づき,患者個々の口腔内の状況に応じて設定されるべきものといわれる. 本企画では,個々の臨床状況下において,切開線をいかに設定するかをメインテーマとし,その根拠ならびにその後の術式までを,斯界の気鋭臨床家にご解説いただく.静岡県開業 竹内歯科医院連絡先:〒432‐8061 静岡県浜松市西区入野町8871‐6

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