ザ・クインテッセンス 2020年7月号
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切開線!どこにどう入れる?151the Quintessence. Vol.39 No.7/2020—1683第7回 前歯部インプラント治療における切開線のセオリーリレー連載福岡県開業 水上歯科クリニック連絡先:〒811‐3217 福岡県福津市中央5‐1‐2企画監修:水上哲也執筆:佐藤琢也はじめに 近年のインプラント治療の存在感に比して,その切開に言及したEBMとなると途端に希少となる.さらには,これらの研究は記述研究がほとんどで,現段階で絶対的な手法を見出すのは早計かもしれない.そのため,臨床においては,各症例について個別に切開を設計しているのが実情である. 本稿についても,できるだけ理論的な裏付けを行うが,どちらかといえば早期の創傷治癒と審美性を主眼とした筆者のナラティブなflap managementを提唱することとしたい.【企画趣旨】 歯周外科治療におけるフラップデザインは,各臨床家のもつ治療コンセプトに基づき,患者個々の口腔内の状況に応じて設定されるべきものといわれる. 本企画では,個々の臨床状況下において,切開線をいかに設定するかをメインテーマとし,その根拠ならびにその後の術式までを,斯界の気鋭臨床家にご解説いただく.大阪府開業 サトウ歯科・デンタルインプラントセンター大阪連絡先:〒538‐0044 大阪府大阪市鶴見区放出東3‐6‐9講演者論文講演者論文

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