ザ・クインテッセンス 2020年7月号
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167the Quintessence. Vol.39 No.7/2020—1699訪問と外来で使える!高齢者の義歯製作口腔で   する義歯・しない義歯機能QA&昭和大学歯学部高齢者歯科学講座連絡先:〒145‐8515 東京都大田区北千束2‐1‐1古屋純一/佐藤裕二 皆さん初めまして,古屋です.私は主に毎日,外来や訪問で義歯と嚥下を中心に高齢者の診療を行っています.この連載では私が専門とする総義歯を中心に,外来と訪問で使える義歯の診かたについて,Q&A形式でお答えします.1.新義歯製作の前に患者さんの背景を診よう さて,Answerでは,「義歯を後ろから診よう」と答えましたが,その前に診るべきものがあります. 「義歯の具合が悪くて食べられない」ということで,高齢の患者さんが外来や訪問で受診されます.パーシャルならまだいいのですが,残存歯が少なくなった総義歯みたいな大きい義歯だと,何から始めたらいいかわかりません.とりあえず,ティッシュコンディショナーを使って様子をみて,そこからどうすればいいか,いつも悩んでいます.新しく作りたいと言われたら,どうすればいいでしょうか.A義歯は後ろから診よう新連載Q義歯の見かたがわかりません第1回

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