ザ・クインテッセンス2021年1月号
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ClinicalCaries Management新 連 載カリエスマネジメントを,臨床的に解説する152the Quintessence. Vol.40 No.1/2021—0152杉山精一千葉県開業 杉山歯科医院連絡先:〒276‐0027 千葉県八千代市村上団地1‐53キーワード:カリエスマネジメント,早期の切削修復,カリエスリスク う蝕は,歯科医師にとって毎日臨床で直面する疾患である.しかしながら,日々行っているう蝕治療は,以前に切削修復された修復物,補綴装置による二次う蝕や破折に関する治療が多い. う蝕の初発を適切に管理し,修復,補綴治療を回避できれば,日々の臨床は大きく変わり,患者の口腔の健康維持にも大きく寄与できる.「切削う蝕治療」から脱却し,う蝕の初発を適切に管理し,さらに再発を防ぐ「Clinical Caries Management」を臨床で行うことにより,われわれの歯科臨床は大きく変わり,多くの人びとが望む「生涯にわたる口腔の健康」を実現することができる. 本連載では全12回をとおして,筆者が行っている「Clinical Caries Management」を詳しく解説していきたい.連載にあたってカリエスマネジメントの目指すところとは?第1回第1回 カリエスマネジメントの目指すところとは?第2回 カリエスマネジメントの成果第3回 カリエスマネジメントの実際1第4回 カリエスマネジメントの実際2第5回 カリエスマネジメントに必要なフッ化物の知識第6回 非切削う蝕治療1第7回 非切削う蝕治療2第8回 非切削う蝕治療3第9回 MIH(Molar Incisor Hypomineralization)第10回 10年以上の長期症例1第11回 10年以上の長期症例2第12回 根面う蝕連載目次(予定)

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