歯列弓示数
- 【読み】
- しれつきゅうしすう
- 【辞典・辞典種類】
- 歯科臨床検査事典
- 【詳細】
- 【意義・目的】Terraは歯列弓の形を数量的に表現する簡単な方法として、歯列弓指数を提案した。
【検査法】歯列弓の幅とは、歯列弓の外側に向かっての最突出部において、正中線に平行に引いた両直線間の距離であり、歯列弓の長さとは、切歯の唇側面の最も前方に突出した点と、左右の第3大臼歯(第3大臼歯が萌出していない場合は第2大臼歯)の遠心面を結ぶ直線の中点との間の直線距離である。
【結果】オーストラリア原住民および黒人は指数が小さく、白人では比較的大きい。蒙古型の人種はその中間形となる。また、男のほうが女よりもやや大きく、同一個体では上顎のほうが下顎よりも少し小さい。