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寿谷法コルチコトミー

【読み】
すやほうこるちことみー
【英語】
Suya-style corticotomy
【書籍】
加速矯正による治療期間短縮のコンセプト
【ページ】
40

キーワード解説

 寿谷法コルチコトミーは現代コルチコトミーの原型となる外科的手法である。寿谷が1983 年に発表し、1989 年ドイツのミュンヘンで行われた第7回国際矯正学会(International Conference for Orthodontists)で、寿谷が“Corticotomy in Orthodontics”という演題でその内容を講演した。具体的な手技としては、頬側に歯肉溝内切開とエンベロープフラップ形成し、海綿骨に達する垂直骨削除および、その垂直骨削除を根尖から3~5mm離れた位置でつなげる水平骨削除を行う。垂直と水平のカットラインおよび歯槽頂方向にチゼルをマレッティングすることでfracturizationと歯槽頂部の骨へ刺激の伝搬を行う。抜歯部位の頬舌側歯槽骨は削除する。歯槽骨のディンプル形成や骨補填材料は使用しない。