肉芽組織
- 【読み】
- にくげそしき
- 【英語】
- granulation tissue
- 【辞典・辞典種類】
- 歯周病学事典
- 【詳細】
- 肉芽組織とは毛細血管に富む幼若な結合組織であり以下のような条件下に生ずる。
1)組織や器官に損傷、欠損などが生じた際、その部位の修復あるいは治癒過程として生ずる。
2)組織に外来性あるいは内因性の異物等が侵入した場合、それを排除しようとして生ずる。
3)慢性炎症が存在する場合。
組織学的には初期の段階においては毛細血管に富み、線維芽細胞、結合織組織などの結合織成分と同時に好中球、組織球、形質細胞、単球、リンパ球などの細胞成分が多くみられる。ときに好塩基球、好酸球なども存在する。肉眼的には鮮紅色の顆粒状の表面を有する新生組織であり、簡単な刺激で出血することが多い。組織の治癒、修復、炎症の消退とともに肉芽組織は変化して瘢痕化することが多い。この瘢痕化は組織学的には、好銀線維の形成が起り、それが膠原線維化して瘢痕組織となる。肉眼的には組織の硬さが増し灰白色を呈するようになり、局所の収縮と表面の陥凹化がみられることが多い。