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羊膜腔

【読み】
ようまくくう
【英語】
amniotic cavity
【辞典・辞典種類】
歯科用語小辞典(基礎編)
【詳細】
 受精後2~3週頃、内細胞塊の背側にできた腔を羊膜腔という。この反対側にできるのが卵黄嚢である。背側に一列に並んだ円柱状の細胞は外胚葉で、反対側の卵黄嚢に面した一列の細胞は内胚葉である。両者の間に出てきた細胞が中胚葉となる。外胚葉の細胞は胎児全体の表面を覆い、羊膜腔も胎児全体を包むようになる。羊膜腔には羊水があり、胎児は羊水の中に浮かんでいる。卵黄嚢は消化管、膀胱、尿道などに面しているが、次第に小さくなり臍帯の中に残るのみとなる。