GUEST EDITORIAL　医科歯科連携を円滑にするためのポイント

総合病院での勤務経験からわかったこと

寺中　智

足利赤十字病院リハビリテーション科口腔治療室長

てらなか・さとし

2003年、神奈川歯科大学卒業。2007年、東京医科歯科大学大学院修了（歯学博士）。2009年、同大学高齢者歯科学分野特任助教。2010年、同大学歯学部附属病院スペシャルケア外来・摂食リハビリテーション外来医員。2013年、足利赤十字病院リハビリテーション科。現在に至る。

※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。

はじめに　筆者が勤務する足利赤十字病院は，病床数540床の急性期病院である．地域唯一の三次救急救命センターを担い，さらに50床の回復期病棟も併設し，地域がん診療連携拠点病院として地域の基幹病院となっている．また県の要請で，COVID-19患者の受け入れもしている．　このような総合病院のリハビリテーション科内に歯科部門があるのは稀有であろう．本稿では，総合病院での医科歯科連携の実際を紹介するとともに，連携を円滑にするためのポイントについてお伝えしたい． ...