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『2040年を見据えた歯科ビジョン』を刊行

2020年11月号掲載

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『2040年を見据えた歯科ビジョン』を刊行

日本歯科医師会

本ビジョンでは歯科がこれから担う役割と責任が宣言されている。
本ビジョンでは歯科がこれから担う役割と責任が宣言されている。
 10月15日(木)、日本歯科医師会(以下、日歯、堀 憲郎会長)は、『2040年を見据えた歯科ビジョン―令和における歯科医療の姿―』を刊行し、ホームページに掲載した。

 本ビジョンは2018年より構想を始め、2019年6月19日から外部の有識者も含めた「2040年を見据えた歯科ビジョン検討会議」で検討を開始し、計3回の検討会議で議論を深めた。2020年1月に発生した新型コロナウイルス感染症の影響で、作業が一時中断したものの、その後の編集会議を経て今回の刊行となった。

 ビジョンの構成は「はじめに」、「データで見る2040年の社会と今後の歯科医療」、「目指す5つの柱」、「柱実現に向けての具体的戦略」の4章からなり、「はじめに」では、ビジョンの策定の趣旨や必要性を明記するとともに、あらためて歯科がこれから担う役割と責任を宣言し、国民の理解を得て、国民とともに進むことを示している。「目指す5つの柱」では、①健康寿命の延伸に向けた疾病予防・重症化予防に貢献する、②地域を支える歯科医療を推進する、③質が高く効率的な歯科医療提供体制を確保する、④個人の予防・健康づくりをサポートする、⑤多様なニーズに応え社会貢献を果たす――の5つを掲げている。

 なお、日歯ホームページ(https://www.jda.or.jp/)より閲覧、ダウンロードすることが可能。