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慶應義塾大学との統合および法人合併へ協議開始

2021年1月号掲載

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慶應義塾大学との統合および法人合併へ協議開始

東京歯科大学

東京歯科大学が発表したプレスリリース。
東京歯科大学が発表したプレスリリース。
 2020年11月26日(木)、学校法人東京歯科大学(東京都、井出吉信理事長・学長)は、学校法人慶應義塾(東京都、長谷山 彰塾長〔理事長兼学長〕)への歯学部の統合および法人合併の協議を開始することを発表した。

 東京歯科大学は、10学部を擁する総合大学である慶應義塾大学との合併の可能性について検討し、このたび機関決定を経て、2020年11月6日に慶應義塾に対して歯学部の慶應義塾大学への統合および法人の合併の申し入れを行った。

 これを受けて慶應義塾は、2020年11月26日の評議員会において、歯学部の慶應義塾大学への統合および法人の合併について協議を開始することを決定。統合・合併が実現することにより、医歯連携、医理工連携の強化・発展、慶應義塾が有する先端的なテクノロジーの歯学への応用など、総合大学としての研究力・教育力の向上、また日本の総合大学として初めて、医学部、看護医療学部、薬学部、歯学部の医療系4学部を擁することよる学際的な研究・教育の推進によって、健康長寿社会の実現に大きく貢献することができるとしている。さらに、慶應義塾の一貫教育校の生徒にとっても、学ぶことができる専門領域の増加によって、進路の選択肢が拡大することになり、総合大学としてより多様な人材の輩出で社会貢献につなげる考え。

 今後、両大学は今回の統合により双方に不利益が生じないよう、特に学生が最大の受益者であるように十分考慮を重ね、2023年4月を目途に歯学部の統合と法人の合併に関して協議を行っていくとのこと。